• テキストサイズ

✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第82章 ☆ 復活・出陣 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆







前髪で目元が見えていないが…恐らく…





【「昨日の事も含めて礼してやるよ」】





そう言ったアヤは
殴る蹴るの暴行



襲ってくる帯のような物より早く動き
金髪の女を蹴り飛ばしたり殴ったり…









クロガネ)「…相当怒っとるのう…忍でない、それもおなご相手にここまでするとは…」





でんでん虫からは金髪の女の呻き声が聞こえるが

それでもアヤは…





【「起きろよ。まだ立てよ。あの子の痛みはこんなもんじゃないんだ」】





…低い声…



ここまで低くなった声は初めて聞いた


と、同時に悲しい声にも聞こえた





会場からはさっきまでの盛り上がりが無くなり
静かだった



これだけ一方的にボコボコにされてたら
そうなるよな




たまに遠くで罵声も聞こえるが








俺達は画面のアヤに睨んでいた



それしか出来なかった










でんでん虫が使えないから止める事も出来ない









ベポは…まだ来ないだろう









今…アヤを止めれるものは…誰もいない







今のアヤは…







【女)「ひっ、あっ」】

【「…あの子はあんたの為に…」】

【女)「いや!近寄らないで!」】

【「逃げるなよ…追いかけたくなるだろ?」】








アヤは薄い笑みを浮かべ女に目を向けていた




その目は赤黒く光っていた


前に見た時よりも…濁って見えた





シャチ)「…アヤ…あんな顔も出来たんだな」

ペンギン)「俺達の前では笑ってるからな」

クロガネ)「…あれはまだマシじゃ…このままじゃと…」

イッカク)「え、このままだとなんなんですか?」





シャチ達の会話を聞きながら
画面を見ていた



アヤは女を追い詰めるように歩き出し
女は恐怖から腰を抜かし後ろに下がりながら
涙を流し叫び出した





【女)「たっ助けて!お姉ちゃん!!」】

【「?!」】





女の叫び声に全員が画面に目を向け
アヤが何かに反応して…息を飲んだ










/ 1143ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp