第81章 ★ 復活・出陣 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私はお姉さんに向かって走り出した
20のカウントダウンを取る
20で片付ける
私はお姉さんからの攻撃を避けながら
お姉さんに向かって走った
「…5…」…お姉さんの所にたどり着いた
「…4…」…お姉さんの近くにたどり着いたから殴られ体が飛ばられる
「…3…」…体を起こせばお姉さんが飛びかかってきた
「…2…」…私はギリギリで避け
「…1…」…お姉さんの首に手を添えた
「…これでお揃いだね…」
お姉さんの首に添えた手の中指の爪には
ある物が付いていて
これが恐らくこの女が使ってた毒
名前は忘れたが
私は使った事も使われた事もないあっちの世界の毒
私が入ってる女の子の体にもある傷跡
手当してる時に見つけた引っかき傷
ずっと気になってたけど
今はそこが凄く変色してるし
痛いし、熱も出てるから恐らく
私はそれをお姉さんの首に軽く刺した
「ごめんねー。私、手癖悪いの」
お姉さんは顔を真っ青にして雄叫びを上げながら慌て出した
「…すげー耳障りな声だな…」
ため息混じりに慌てふためくお姉さんを眺めていたら
懐からいい物を出してくれた
「ふふっ…ゼ・ロ♡…」