第80章 ☆ 報酬 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「後で自己紹介でもする?」】
【?)「…ぅ"ん…」】
【「ちょっとちょっとー…泣くのはまだ早いんですけどー?ふふっ。自分の泣き顔を見るなんてやっぱり変な感じ。あなたの目には何が映ってる?」】
【?)「え?」】「「「「え?」」」」
【「知ってた?未来の話は笑ってしなきゃ叶わないんだよ?」】
シャチ)「…やっぱり…アヤの言葉は難しい」
ペンギン)「まぁ、なんというか…そうだな」
イッカク)「でも…私は結構好きだけどな」
ジャンバール)「確かに」
クロガネ屋は小さく笑っていた
【般若)〘5分経ったけどまだ話してるの?〙】
さっきの般若が戻ってきた
アヤの近くにいるこいつに少し…苛立つ
画面を睨んでいれば
アヤが入ってる女は立ち上がり金髪の女に体を向けた
【「いや。選手交代だ。私が行く…亀持ってて」】
アヤはアヤの体に入ってる女に
亀を投げ慌てて受け取っていた
般若はニヤけた顔でアヤを見ながら腕組みをしていた
【般若)〘なら見物してるよ。その体を傷付けたら許さない〙】
【「ふん。彼みたいな事言わないで。その言葉はあんたに言われたくない。それにこれ以上怪我したらまじで殺されそうだし」】
アヤは頭を掻きながらため息をついて
般若に目を向けた
般若から目を逸らしてあの女に目を向け
アヤは集中するように目を閉じ少し息を吐いて
そして目を開け走り出した