第79章 ★ 報酬 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私が「タトゥー入れて♡」と笑いながら言えば
瞬きをして首を傾げた
?)「え?」
「タトゥー。私入れて欲しいタトゥーがあるの。あなたの記憶で見たけどあなた彫り師でしょ?それも腕のいい」
?)「え、それは、島の人達が言ってるだけで…」
「それでいい。私あまり人に体を預けたくないの。あんたになら預けてもいい。現に今預けてるし…不本意だけどー」
?)「…」
「右肩とね、左の横腹とー、後、左手の指と手のひらにも入れて欲しいの♡」
?)「え?指と手のひら?」
「そー♡指の1本1本にH・E・A・R・T!…HEARTって♡」
?)「…」
「ふふん!いいでしょー!ローの見ていいなーって思ってて。彼が《DEATH》なら私は《HEART》がいいなって。彼が両手に入れてるなら私は片手でいい。手のひらにはハートの海賊団のマークを入れて…右肩にはローがいれてるハートのタトゥーでしょ。左の横腹にはねーこう言うタトゥーを入れて欲しいのー」
?)「…」
私は勝手に報酬の話を進めた
それは入れて欲しいと頼んだ物
ローに頼んだけど…島に着く度
見付からなかった事に…少し安心してた
自分が変わるみたいで…少し怖かったけど
私は…やっと入れる決心が付いた
自分で入れてって言ったのにね
私が人に体を預けるのが嫌だったって言うのもあるんだけどね
左の横腹に入れて欲しいタトゥーを地面に書いたけど
地面は砂じゃないからなぞる形になった
それを呆然と見ている私の体に入ってる女の子