第78章 ☆ 他人の記憶 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【「…離れられてない」】
【?)「え?」】
「「「…」」」
イッカク)「…アヤ…」
【「…あいつから…離れられてない…正直考えない日はない」】
【?)「…」】
【「…あいつは私の原点なの…そんな奴…忘れろって言う方が難しいでしょ」】
【?)「…」】
「「「「「「…」」」」」」
【「…私が思い出せる木の葉での記憶は、悲しい事が多かった…楽しい事もあったけど…それ以上に…悲しい事が多すぎて、思い出せる里の景色や人の顔が、全部悲しく見えるんだ…そんな所にあいつを残して私はここに来た…心配しない訳ないでしょ…」】
【?)「…」】
泣きそうな声で話すアヤの入ってる女
まさかここでそんな事を聞くとはな…
クロガネ)「…そんな事思っとったんか…」
「「「「「…」」」」」
【「あんたも一緒でしょ?怪我してこの島に流れ着いて、あの女に助けて貰って…あの女が酷い事しなくて、優しくて…あんたはその優しさに甘えた…だから昔の自分を見てるみたいでイライラするんだ。私はカカシの為ならなんだってやったさ…あいつの、あの悲しい顔が…忘れられなかったからね…」】
【?)「…」】
原点…アヤはそう言った
俺にとっての…コラさんみたいなもんか