第76章 ☆ 余興 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
ブラム)「それでは…ショーをお楽しみください」
そう静かに言われた
画面を見ればアヤとベポは倒れていて
アヤの近くには酒場で会った
青い髪の女も倒れていた
なんでこの女がここにいるのかは分からないが
アヤの腕に手が触れている
アヤの腕を組んで引いたのはこの女だろう
シャチとイッカクが
でんでん虫に向かって大声を上げていた
シャチ)「おい!アヤ!ベポ!お前らなんで倒れてるんだよ!」
イッカク)「2人とも!早く起きて!」
そんな2人を見ながらペンギンが呟いた
ペンギン)「…これ余興に関係してるのか?」
ジャンバール)「だが…だとしてもどう言う余興だ?」
クロガネ)「…アヤが普通に倒れるとは思えんのだが…船で倒れたからのう…」
思わず画面に映る映像を睨んだ
俺は説明された通りに
画面にタッチして他の参加者も見たが
全員が倒れていた
クロガネ)「…見事に全員倒れとるのう」
ロー)「…」
画面も全員が見せる所に置いていたから
クロガネ屋にも見えていて
クロガネ屋は腕を組んで眉をひそめていた
ステージの上の映像でんでん虫も同じように
参加者達が倒れていて
会場全体がザワついていた