第74章 ★ 開幕 ★ ロー視点 ★ ② ★
ブラム)「エントリー者はチームに分けられて相手チームを全滅させた方の勝ちでございます。そして勝ったチームの中で1番多く相手チームを倒した人、そして最後まで残ってる人の優勝となります」
正直それが余興か?と思ってしまった
絶対違うだろ
そんな事を考えていたら
シャチ達も同じ事を思ったのか
「え?それが余興?」と話していた
その説明はアヤ達にもされていたらしく
俺とクロガネ屋の間に置かれたでんでん虫から声が聞こえた
クロガネ)「おっ。アヤは通信機のスイッチを入れたみたいじゃな」
しばらくしてアヤの声が聞こえ始めた
でんでん虫はシャチ達にも聞こえる様に置かれていた
【「んー。余興ってのは気になるけど…あのお姉さん絶対相手チームだよね?味方とか絶対嫌なんだけど」】
【ベポ)「女装してる男の人いないのかなー。オレ女の人達に囲まれるの慣れてないからちょっと怖いんだけど…」】
【「大丈夫!ベポ子ちゃんは私の横にいて。なんなら手でも繋ぐ?戦いが始まったら離すけど…ってかなんで亀なんて持ってるの?そんなもの何処で拾ってきたのー?」】
…亀?
アヤの言葉に首を傾げたのは俺だけじゃない
後ろから「…亀?」と声が聞こえた
【ベポ)「なんかここに案内されてからずっと着いてくるんだよー」】
【「そんなのペンギンママが許しませんよ。元いた所に戻して来なさい」】
アヤの言葉に思わずペンギンに目を向けた
ペンギン以外…全員
ペンギンは急にママと呼ばれ俺達から注目を浴びて
驚いていた