第74章 ★ 開幕 ★ ロー視点 ★ ② ★
ブラム)「今回は余興の関係で普段とやり方を変えさせていただいております。先程お配りした箱は先程も申し上げました通り参加者達を映すもの。これは私の悪魔の実の能力《バエバエの実》の能力で一人一人にカメラのような物をつける事が出来ます」
クロガネ)「そんな悪魔の実もあるんか」
シャチ)「…ずりぃ」
イッカク)「…あんた、何に使うつもり?」
シャチが羨ましそうにしてるのに
イッカクは白い目で見ていた
確かに…何に使うつもりだよ
何に使えるんだよ
ブラム)「箱の画面をタッチするば画面が4つに分かれます。画面には番号が振ってあり《①番は賭けの対象者》《②番はその賭けの対象者のペア》《③番は賭けの1番人気》《④番はその他の参加者達を映す物です》…1つの画面を1回タッチすれば拡大されます。そしてもう1回タッチすれば画面はまた4つに分かれます。4つ目の画面だけは左右にスライドすれば他の参加者達を映します。会話までは聞こえませんので悪しからず」
クロガネ)「ほぅ。これは面白い箱じゃな。悪魔の実との連動もなかなか興味そそるのう」
ブラム)「一応と言ってはなんですが…洞窟内にも映像でんでん虫を配置しております。その映像はこのステージの上で配信されます。お手元には私の能力の映像だけですのでご注意を…箱をお受け取りならなかった方々はこちらの映像をご覧下さい」
箱を受け取ったクロガネ屋が箱を見ていた
箱の画面には確かにアヤとベポが映っていた
アヤは少し険しい顔でキョロキョロと首を動かしていた
クロガネ)「アヤは恐らく気付いたな。どこから撮られとるまでは分からんみたいじゃが」
イッカク)「ベポは…なんか持ってる?」
シャチ)「え?あいつなんか持って行ったか?」
ペンギン)「手ぶらだったと思うけど」
ジャンバール)「通信機を外したとかか?」
クロガネ)「ここまで便利にするんならもっと拡大出来るようにして欲しかったのう。手元が分かるぐらい」
ロー)「…」
クロガネ屋の言葉に思わず同意してしまった
更に説明は続いた