第71章 ☆ 前夜祭 ☆ 夢主視点 ☆ ① ☆
「…祭りが終わって…」
ロー)「なんだ?」
「祭りが終わったらデートしよ」
ロー)「…」
「優勝するからご褒美ちょうだい」
私がそう言えばローは「とびきりのを用意しとく」って言ってくれてテンションあがる
「ローは喜ばせ上手だね」
ロー)「お前はおねだり上手だな」
私は小さく笑ってローに抱きついて目を閉じた
ローは私の背中を撫でて「頑張れよ」って言ってくれた
「あなたからの応援があればなんでも出来る気がする」
ロー)「…怪我と無茶は許さないからな」
あ、そうだった…
ローの言葉に思わず閉じた目を開けた
「…それなんだけど」
ロー)「…なんだ?」
「多分…無傷は無理かな…後、無茶もするかも」
ローは私の言葉に驚いたのか体が少し離れた
ロー)「…理由は?」
ローの声が少し鋭くなる
私は正直に言おうと思って口を開いた