第71章 ☆ 前夜祭 ☆ 夢主視点 ☆ ① ☆
触れるだけのキスだったけどローは少し驚いていた
「あげるよ。貴方にあげる」
キスした後
驚いてるローの頭からある物をかけた
ローはゆっくりと背を伸ばして
首にかかった物を手に取った
ロー)「…これは?」
「お守り…それには私のチャクラが入ってる…それをローが付けとけば、私はいつでも貴方を見つけられるし、貴方になにかあっても分かるようになってる…怪我とかすればね…だから貴方にあげるよ」
ロー)「…」
「その石は私の世界、と言うより、嚇母達の世界の守り石…この世界で私からそれを貰えるのは貴方だけだよ。ついでに私も持ってるからお揃いだね。嬉しいだろー」
茶化すように笑って言えば
ローは小さく笑って「そうだな…貰ってやるよ」ってさ
ローの顔を見ていたらこっちまで笑ってしまう
嚇母)“ついでにアヤに何かあっても分かるようになってるから”
後ろから聞こえた嚇母の言葉に思わず真顔になる
はて?なんの事だ?と思い
嚇母に視線を向ければ少しとぼけた顔をしていた
「ちょっと待て。それは聞いてない」
嚇母)“言ってないもん”
ロー)「なら余計に外せないな」
「いや、待って…なんか…それはそれで落ち着かない」
ロー)「お前がちゃんと言えば済む話だ」
嚇母)“ついでに僕もいるから…安心して。大丈夫だよ”
「安心できねぇよ!」
私が少しむくれて言えば
ローは少し笑って
嚇母は小さくため息を付いた