第69章 ★ 嫌な言葉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私は小さく息を吐き静かに立ち上がり
「お姉さん…聞きたい事あるんだけど」
と、言いながら近付いた
正直…嫌だけど
でもそれは聞かなきゃならない
それは…見逃せない
急に近づかれて驚き数歩後ろに下がる女の人
さっきまで横にいた
青い髪の女の人が金髪の女の人の前に立ちはだかっていた
まるで守るように…少し震えて
「…そんなに怯えないでよ…少し聞きたい事あるだけだから…」
小さく両手を上げ
私は小さく笑って首を傾げて
「醜女…あなたはその言葉の意味を知っているの?」
と、静かに聞いてみた
醜女…それは見逃せない
オフィーリア)「は、はぁ?意味も知らないで言ってると思ってるの?!意味ぐらい知ってるわよ!」
「意味を知っててそれを言ってるのね?」
そう…知ってるのね
私の声に思わず…少しの殺気が篭る