第68章 ☆ 酒場 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
イッカク)「いや!離れなさいよ!」
1番早く我に返ったイッカクが
テーブルを壊すのかってぐらい叩いて立ち上がり
金髪の女に声を上げる
オフィーリア)「誰よあんた!邪魔しないで!」
イッカク)「いや邪魔するわ!あんたこそ何よ!キャプテンから離れなさい!」
オフィーリア)「キャプテン?クルーが邪魔するんじゃないわよ!」
イッカク)「確かにクルーだけど!キャプテン!ボーッとしてないで離れて下さい!アヤの前ですよ!」
そう言われてハッとなってアヤに目を向けるも
いつもと変わらない顔をしていた
「ん?…続けて」
笑顔で言われ俺は違う意味で言葉を失った
オフィーリア)「アヤ?あんたこそ何よ?小さいわね。妹さん?」
ピキっ
女の言葉に空気が凍る様な音が聞こえた気がした
アヤは更に笑みを深め「んふふっ…私にいつから兄が出来たのかな?♡」と少し低い声で言ってきた
兄の言葉に力が入っていたように感じたが…
俺達は少し固まっていた
クロガネ屋は頭に抱えてため息を着いていた