第68章 ☆ 酒場 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
俺達は空いてる席に案内され
初めて入ったアヤは最初の島でも同じように目を輝かせていた
奥にステージが見えた
シャチ達が色々頼んだり
クロガネ屋のオススメを頼んだりして俺達は飯を待った
ロー)「飲む…」
「飲まねぇよ」
最早お約束とも言えるやり取りに秒で返したアヤ
そんな俺達をクロガネ屋は「確かにめんどくさいからのう」と呟いていた
クロガネ屋の声が聞こえたのかアヤがクロガネ屋に目を向け「私ってお酒飲んだ事あるの?」と聞いていた
アヤの言葉にクロガネ屋は顔を逸らして無視していた
何となく…察してしまった
クロガネ屋の反応的に…
恐らく知らずに飲んで…まぁなんかあったんだろうな
そして…アヤはその事を覚えていない
アヤに目を向けると少し眉を寄せて首を傾げていた
しばらくして料理が出され
ステージの幕が上がり女の踊り子達がショーを見ていた
アヤはそれに目を輝かせて拍手までしていた
イッカク達もそれなりに楽しんでいたが
ショーが終わり次のショーまで時間がかかるのかまた幕が下ろされた