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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第10章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ① ★







暗闇だった









水の中にいる感覚

そして体が闇に呑まれる感覚

これはいつも見てる夢じゃない

リンもカカシもいない


私はどこか分からないけど手を伸ばした




目の前に光が溢れてきて



引っ張られる感覚


















そこで目が覚めた







頭が追いつかなかった



ここって⋯あれ?


私は体を起こして周りを確認した


左手には点滴、足とかも包帯が巻かれてた


よく見たら手枷も外れてた





私、いつの間に寝たんだっけ?





私はあぐらをかいて腕を組んで思い出そうと頭をひねった






まず戦ってー

お兄さんに連れられて戻ってきて

手当されてー

んで、名前がーとかなんとか話したな


あー
毒にやられてたんだっけ?


それで記憶がないのかー

気絶かな?





私は右手を少し上げて開いたり…閉じたり…

毒にやられたって割には…普通だな…

解毒されてるんだけど


あの毒はこの世界では普通なのか?
普通に解毒剤が出回ってる物なのかな?
この船に…たまたま…解毒剤があったのかな?

そう言えば薬を作れるんだっけ?

え?そんな都合よく材料があったのか?



「…」



毒って…簡単に解毒されない様にする物…じゃないの?
この世界では違うのか?


まぁいいや
心臓と一緒で…後で考えよう








私は点滴を抜いて部屋の外に出た


勝手に出歩いたら怒られるかな?


でも目指すは甲板だ!



あんなに綺麗な海をどうしても見たくて私は向かった



さっき皆に着いて行った道をたどって…扉を開けた









光が眩しかったが綺麗に輝く海と空が出迎えてくれた






「…綺麗…」






私は甲板の真ん中らへんに座った



そこで横になって空を見上げた


目を奪われた


太陽もいい感じに私を歓迎してくれてる





私は両腕を頭の下に持って行って
足も組んで目を閉じた



この世界は自然エネルギーに満ちてる


このままここにいたらすぐにでもチャクラが練れるだろう




ついでに日光浴しよーと!





私は上機嫌に鼻歌を歌っていた















しばらくしたら顔を覆う様に影が出来た










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