第67章 ★ 初めまして〈Ⅱ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
今日はエントリーだけで開催は明日だって!
丁度いいタイミングだったな!
狙ったかの様に…ね
エントリーした後皆でジジィの店に向かった
店は普通にちゃんとしてた…普通に
「…意外としっかりしてる…」
私はつい心の声が漏れていてジジィにゲンコツを貰った
少し喧嘩して中に案内されて皆で中に入れば
目を輝かせた
「「「「すっげー!」」」」
クロガネ)「どうじゃ!カッコイイじゃろ!アヤが優勝すればお前さん達も作ってやるぞ!」
ジジィの一言でやる気になって右腕を高く上げた
「まっかせろしー!」
ベポ)「オレも頑張るしー!」
後ろで声が聞こえて振り向けば
私の後ろで同じポーズを取って真似して言ったベポを見て笑ってしまった
可愛かったんだよー
ジジィにある程度の武器を貰い「つけじゃ」…ちっ…巻物に入れる準備をする
そう言えば前に見たいって言ってたのを思い出した
いや、言ってなかったんだけど…目が訴えてて…
私は店内で並んでる武器を眺めてた人物に声をかけた
「ロー?今から口寄せするけど見るー?」
ロー)「口寄せ?」
「そうだよ。前に口寄せみたいって目で訴えてなかった?戦争に行く前に準備してた時…」
ロー)「…」
ローは覚えてなかったのか無言で見つめられて少し恥ずかしくなった
「え、あ、私の思い過ごしならいいんだー。まぁ地味だし。便利っちゃ便利だけど」
クロガネ)「…まぁ出し入れするだけの忍術じゃからな。確かに面白くないのう…複雑じゃけど」
「そうだよね。複雑だけど…ごめんごめん。忘れて」
ロー)「…見る」
まぁこれは他のやつとは違って…って考えて…
準備を再開しようとしたらローの呟く様な返事に驚いてしまった
「え?見るの?」
ロー)「…駄目なのか?」
「いや、駄目じゃないけど…本当につまらないよ?複雑だけど」
私が再確認したら少し睨んで「見る」と小さく答えた
別にいいけど…
どうせならと思い皆を呼んで皆の前で口寄せの準備をした
☆☆☆
口寄せの術を出し入れするだけの忍術とか…
皆さん気にしないで下さいね
口寄せの術を好きな方不快にさせたらごめんなさい
私は口寄せ大好きです!
☆☆☆