第67章 ★ 初めまして〈Ⅱ〉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私は小さく笑いジジィ達に視線を向け
人差し指を口元に持って行って
わざと挑発的に笑って「秘密♡」と答えればジジィ達は目を点にして固まった
それが面白くて「変な顔ー」と笑っていれば1番最初に復活したジジィに「…ならさっさと行くぞ」と言われ皆で降りた
降りた皆を見送って私も降りようとすれば
触れてたローの手に力が入り引き寄せられた
驚いたがローに抱き締められててローを見上げればキスされた
「…今日は随分と甘えたなんだね。どうする?皆に言って後で合流する?」
私はローの背中をゆっくり撫でながら問えば少し力が入った
ロー)「…いや、帰ってからでいい」
「…分かった…ねぇ…もう1回だけキスしてくれる?」
ロー)「…1回だけでいいのか?」
「…私が止まらなくなる…部屋に戻りたくなる…独り占めしたくなる」
ロー)「…それもそうだな」
ローはそう言って少し深いキスをしてくれた
そして顔が離れて目を開ければローが優しく笑ってて
前に見た月明かりに照らされてる時みたいに綺麗だった
青い空も綺麗でローも綺麗に笑ってて私は忘れないように目にやき付けた
本当に綺麗だったんだよ!
船の下から呼ぶ声が聞こえて
2人して笑って最後に触れるだけのキスをして手を繋いで船から降りた