第65章 ★ 夢 ★ 夢主視点 ★ ① ★
目が…覚めた
あれ?
「…私…なんか…見て、た…?」
ロー)「…起きたのか?」
目が覚めて頭が追いつかなくて
さっきまで何かあったような気がしたけど
夢だったのか覚えてなくて
でもなんだか…暖かさを感じたような
ロー)「…おい…大丈夫か?」
「え?」
意識がハッキリして声の方に目を向ければローの顔が見えた
「あれ?ローだ」
ロー)「…まだ寝ぼけてるのか?…大丈夫か?」
「え?寝ぼけてないよ?大丈夫…だけど…どうしたの?」
私の言葉にローは眉をひそめていた
「…な、なんでそんな顔するの?」
ロー)「…お前…覚えてないのか?…倒れて丸一日半寝てたんだぞ。今は夜だ」
「え"?!」
ローの言葉に驚いて周りを見渡せば医務室だった
まじか
ロー)「…体を起こせるか?…どこまで思い出せる?」
「え?起きれるよ。えっと、確か……」
私は思い出しながら体を起こそうとすればローが手伝ってくれた
私は片手を口元に当てて思い出した
どこまで?