第64章 ☆ 盗み聞き ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ペボ)「…俺…明日起きたらアヤの事抱き締める」
イッカク)「私も…アヤに好きって伝えよ」
ペンギン)「でもそれ急にそんな事したらここで聞いてたのバレないか?」
シャチ)「…バレたら怒るかな?アヤって」
イッカク)「…なら、さりげなーく」
ペンギン)「バレなかったとしても戸惑うだろうし…いずれバレそうだけどな」
ペボ)「え?じゃあ、抱き締めちゃダメなの?」
シャチ)「ペボなら抱き締めても大丈夫じゃね?挨拶ーとか言って」
イッカク)「…なら私も」
ペンギン)「…せめて明日の朝ごはん。アヤの好きなご飯とかならいいんじゃないか?」
シャチ)「ペンギン。お前…アヤの好きなご飯知ってるのか?」
ペンギン)「…」
俺はこいつらの話を聞いていたが、ふと思い出して声を出した
ロー)「お前らこんな時間に何してたんだ?どっかに行く途中だったのか?」
「「「「あ!」」」」
俺の言葉に4人は思い出したように慌てて走り出した
シャチが「見張り交代だったー!」と言いながら走って行った
1人残された俺は4人を見送りそろそろ外に出ようと扉を開けた