第63章 ★ 麻薬 ★ 夢主視点 ★ ① ★
獣のような目を怪しく光らせてそう言ったローは私の首元に顔を埋めて
噛まれるって思ったのに…小さく舐められた
普段と違うだけでゾクゾクするのに
私が感じるようにかローの舌が舐め回すようにゆっくり動いたり途中でキスしたりしながら上へと上がってきた
私はローの体を押すけど、びくともしなくて
ローは抵抗する私の手を押さえつけて
体が震え息が上がり顔を逸らすように動かせば
私の耳元にたどり着いたローが少し低いけど甘い声で「逃がさねぇよ」って囁かれて
声にならない小さな声と共に私の体が小さく跳ねた
だんだん…疼いてくる…
そんなのお構い無しにローは体を少し起こして
ローの手が優しく頬に添えられて
私の顔を動かしてローに顔を向けられて
涙目でローを見れば目が合って優しくキスされた
ローの顔がいつもより怪しく意地悪な顔してたのに
ローの目が怪しく光ってたのに
いつもより優しい顔をしていて
その顔に安心したけど
改めて思い知らされる
ローがいる
それだけで…私は…