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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第62章 ☆ 悪友 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆







クロガネ)「…それなのに…アヤはなんと答えたと思う?」

ロー)「…さぁな」

クロガネ)「アイツ…ニヤけた顔でワシに一言こう言ったんじゃ。『反対がいい』」

ロー)「反対?」

クロガネ)「そうじゃ。意味分からんじゃろ?ワシもそれを聞いてポカンとしてもうてのう。『どう言う意味じゃ?』と聞いたら…『男と女。白と黒。水と油。交わるようで交わらない、そんな感じがいい。アイツが犬なら私は猫がいい。私はアイツと《悪友》でいい』と言って笑とったんじゃ」

ロー)「…」

クロガネ)「因みにカカシにも聞いたんじゃ。そしたら『クロガネさんが思ってるような関係にはならないよ。アヤは俺にそれを求めてない。アヤが求めてないなら俺も求めない。対等でいたいけど対等でいたくない。俺はアイツと《悪友》でいい』と似たような事言っとったわ。笑いながらのう」

ロー)「…」

クロガネ)「じゃが…平気で手は繋ぐし、デートみたいな事はするし、一緒にイチャパラは読んで感想を言い合ってるし、スキンシップも多くてのう…傍から見たら…熟年夫婦みたいで、『お前ら付き合ってるじゃろ?』と言われる度に2人して笑いながら否定しとった」

ロー)「…」



イチャパラって官能小説だよな?

それを一緒に読むって…



クロガネ)「反対と言っても、まさか世界まで違くなるとは思うまい…恐らくカカシの前にはアヤ以上の奴は出てこんじゃろうな。全くヘタレな奴よ」

ロー)「…」

クロガネ)「お前さんは…手放すなよ…アイツを…恐らくお前さんの前にもアヤ以上の奴は現れまい」




そう言ったクロガネ屋の顔は少し眉を下げ笑っていた



ロー)「…そんな事言われるまでもない。俺はアイツを手放す気はない」



クロガネ屋は俺の言葉に嬉しそうに笑っていた



クロガネ)「さて、アヤを呼んでくれ。ワシはアイツに聞きたい事があるからのう」

ロー)「さっきの事か?」

クロガネ)「それもあるが他にもな…あ、カカシの事は秘密じゃぞ」



クロガネ屋は俺を横目にそう言ってアヤに目を向けた



俺がアヤに目を向ければさっきより楽しそうな顔が見えて元気になった事に安心した



そしてアヤを飛ばした







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