第60章 ☆ 甘え ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
アヤが泣いた
起きてからも様子がおかしかった
体も冷えていて顔色も悪かった
俺は眉を寄せてアヤを見たが『大丈夫』しか言わない
それはいつもの事なのだが
今日はいつもとなにか違って見えた
アヤが寝る時に伝えた好きと言うの言葉
恐らくそれを気付いてない
「あなたがいてくれて良かった」
アヤがそう言ってきてその時のアヤが小さく見えて気付いたら抱き締めていた
伝えるなら今しかないと思って伝えた
ロー)「俺もお前がいて良かった。アヤ…好きだ」
俺がそう伝えたらアヤは俺をしがみついて体を震わせ泣き出した
こいつの涙を見るのは何回目か