第59章 ★ 悪夢 ★ 夢主視点 ★ ① ★
好きな匂いと好きな温もり
この2つが揃っただけでこんなにも暖かく安心出来る
昨日も抱き潰されて…
いや、いつもより!
抱き潰されてローに抱き締められながら寝ようとしてるけど変に目が覚めて寝れない
頭の下にあるローの腕
お腹の上にある腕
片足も絡められてるから身動きが取れない
ぼーっとして目を瞑ってても寝れる気がしない
背中から感じる温もりはとても暖かくて安心出来るのに…
頭の上から聞こえる寝息も好きだなー
寝息が好きってなんだよ
自分が考えてる事に笑いそうになった
そんな事を考えていたら…
寝言だろう
小さく呼ばれる私の名
そして少し力の入る腕
今、背中側にローがいるから腕だけ伸ばして頭を撫でた
見えないから手探りだけど手の感触的に撫でれてるだろう
ローが私の頭に顔を寄せてきた
苦しくないのかな?って思ったけど頭に感じる寝息に少し頬が緩む
しばらく撫でていたが撫でるのをやめて腕を戻して私も寝れるかなって思って目を閉じようとしたが…目を開けた