第56章 ★ 独り占め ★ 夢主視点 ★ ① ★
「…なんか…ロー、素直になったね」
笑いながら言えば私の言葉にローは少しむくれた
「え?なんでそんな顔するの?」
ロー)「…俺はいつでも素直だ」
「え?行動だけでしょ?」
そう言えば睨まれた
だって…行動は素直じゃん
口開けば…ねぇ…ローらしくていいけど
あーでもある意味素直なのか
ローに睨まれたけどなんか可愛くて笑っていたら頭に添えられてた手が動き出した
さっきと違い少し優しい顔をしていた
ロー)「…お前のせいだな」
「え?」
ロー)「お前がここに来てから自分でも少し変わった気がするのは事実だ…少しだけな」
「…ロー可愛い」
私がそう言えばローはニヤリと笑った
ロー)「今はお前だけの俺だもんな」
「…なら今の私もあなただけの私だ」
私はしんどい体を起こしてローを見つめた
ローは頭に添えてた手を離して私を見ていた
「…あなたを独り占め出来るなんて私は幸せ者だね」
ローは私の言葉を聞いて笑みを深めて私の後頭部を手を回して引き寄せた
少し深いキスをして…私の好きなリップ音を聞いて目を開ければ近くに顔があった
ロー)「…俺もお前を独り占め出来て幸せ者だな」
そう言って私のおでこに1つキスをしてくれた
ふふっ
ロー
好きだよ