第52章 ★ 歌 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私の名案にイッカクは顎に手を当てて考えた
イッカク)「…分身か…姿を変えるって因みにどんな姿?」
「これ」
私はそう言って変化した
桜色の長い髪、赤い目、少しミステリアスな雰囲気の女の子
(ギルティクラウンのいのりちゃんみたいな)
「これで歌って…踊り子は…」
次に踊り子に変化しようとしたらイッカクに肩を掴まれた
イッカク)「いやいやいや!え?!まって!これで?!この姿で?!酒場で歌った事あるの?!」
イッカクの慌てように戸惑ってしまった
「…え、う、うん。そうだよ?変だった?」
イッカク)「絶対ファンとか出来るでしょ!」
ファン?
「うーん。そーだったのかな?私言われた事しかやってないから…その後どうなったのか知らないんだよ」
苦笑いして言えばイッカクが「信じられない」って言って数歩後ろに下がった
その反応に更に困惑してしまう
「えー。駄目?」
イッカク)「いや、いい。凄くいいんだけど…」
「…歌ってみようか?」
イッカク)「あ、それは聞きたい!」
?)「俺も聞きたい!」
「「え?」」
声に振り向けばそこに何故かシャチがいた