第52章 ★ 歌 ★ 夢主視点 ★ ① ★
本来の意味目的を忘れちゃいけない!
ある程度船から離れた場所で私とイッカクは修行の準備をしていた
今は2人しかいない
話すなら今だ!
私はイッカクに声をかければイッカクは木にダーツ盤を付け終わったのか『なにー?』と振り返りながら首を傾げた
そして近づいてきた
「イッカク…頼み事があって」
イッカク)「どうしたの?改まって」
イッカクが不思議そうに私を見てる
「次の島で出きるか分からないんだけど…ローにプレゼントを買いたくて…」
その言葉にイッカクが目を輝かせた
イッカク)「え?!えー?!何何?!急にどうしたの?!」
「しー!声!声大きいよ!」
私は慌てて口元に人差し指を持って行った
イッカク)「ご、ごめん!つい」
イッカクも自分の口を手で抑えた
「…私、こっちに来てからローに色々貰ってるから。いや、ローだけじゃないんだけど…まずはローになんかあげたいなって思って…」
イッカク)「なるほどねぇ…んで?プレゼントの相談?」
「それもなんだけど…それより重要な事で…」
イッカク)「それより重要な事?」
「…お金を稼ぎたいなって…」