第7章 ☆ 尋問? * ロー視点 ☆ ② ☆
ペンギン)「…キャ、キャプテン…」
イッカク)「こ、この子やばくない?」
こっちの2人もオドオドし出した
俺は映像を睨んで立ち上がり
能力を展開して部屋から鬼哭を取りそのまま医務室まで飛んだ
急に現れた俺に驚いた2人
2人は俺を見るなり俺の後ろに隠れて
女は少し目を見開いて不思議そうな顔をしていた
「おぉ…やっぱり来た」
ロー)「…お前何者だ」
俺は鬼哭の持つ手に力が入った
「もー。そんな怖い顔しないでって言ったでしょ?」
俺は女を睨みつけた
女は目を少し細めて笑っていた
「お兄さん。私を止めたいなら心臓取るだけじゃなくて息の根止めな?じゃなきゃ止まらないよ?」
ロー)「なら望み通り殺してやるよ」
『殺してやる』
俺がそう言えば女はさっきまでとは違う…
薄い笑みを浮かべ息を吐いた
その顔に疑問を感じた
安心したような…諦めたような…
それでも諦めていないような…
そんな…顔をしていた
こいつは…死にたいのか?
だが…死を覚悟してる顔じゃない
なんなんだ…こいつは…
俺は鬼哭を抜こうとした時
ペンギンが慌てて医務室に入ってきた
ペンギン)「キャプテン!大変です!」
ロー)「どうした?」
ペンギン)「敵船です!」
「「「?!」」」
「敵、戦?」