第48章 ★ 心 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私は海を見ながらローに聞いた
「…ローは復讐って言ってたけど、いつか話してくれる?」
ロー)「…本当はその話をしに来たんだがな」
ローのため息が聞こえた
「あ、私のせいっすね。ごめんなさい」
やっぱり早とちりしたらしい
ロー)「…いや、間際らしい言い方して悪かった」
「…話してくれる?」
ロー)「…あぁ。お前には聞いて欲しい」
そう言ってローは静かに話し始めた
ローから聞いたローの過去
それは想像していた物とは違ってて想像より壮絶だった
故郷が滅亡してた事や病気の事、悪魔の実にも驚いたけど
助けてくれた人…《コラさん》か…
ローに自由や命を与え…そして愛を教えた人
きっととても素敵な人なんだろうな
話終わった後お互いしばらく無言だった
私は少しの顔を伏せていた
ローは静かに海を見ていた
「…話してくれてありがとう」
私はなんて言ったらいいか分からなかった
ただ…『ありがとう』…これしか言えなかった
ロー)「…」
ローはそんな私に何も言わなかった