第48章 ★ 心 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ジジィの試作品とやらの武器で自分の分身と戦ってた
と言っても本気じゃないし手合せ程度の物
棍棒・薙刀・槍・双刀・特大剣…まぁ色々だ
こんなに作ってたんかい!って思ったけど
だった
ここでの相手は海賊や海軍だったのを思い出した
ジジィと話をしながら武器の調整をする
あ、ジジィに新しい武器を作ってもらおう!
考えてる忍術があるからそれに使いたい
上手く出来るか分からないが
その間みんな近くで観戦していた
シャチやペンギンも興味があるのか使い方を教える
正直それどころじゃない
私の頭は集中出来ていなかった
ローに何かあげるにしてもお金が無い
次の島で稼ぎたいけどそれをローが許してくれるとか思えない
イッカク辺りなら手伝ってくれるかな
とりあえずジジィは鍛冶場に戻った
私もローと前に話した崖に来ていた
座って座禅をくんでいた
集中出来なーい
私は目を開けて息を吐いた
思わず眉間に皺が寄る
…なんでか分からないけどモヤモヤする…
いや、モヤモヤ?ソワソワ?
なんだろう…変な感じ
首を傾げながらそんな事を考えていたら
後ろにいる人の気配
顔を向ければローだった