第7章 ☆ 尋問? * ロー視点 ☆ ② ☆
俺は自室に戻りあの女の荷物を見た
変な形の刃物には取っ手に何か巻かれていた
他の荷物も見たがやはり何も分からなかった
まぁ女から聞けるから荷物をまとめて机に置いた
2時間程、本を読んでいたらノックの音が聞こえた
ペンギン)「キャプテン。ご飯出来ましたよ」
ロー)「あぁ。分かった。すぐ行く」
俺は立ち上がりペンギンと共に食堂へ向かった
ロー)「あの女は?」
ペンギン)「寝てました。キャプテンが部屋に戻ってから交代しながら見てますけど寝てます。動きません。あまりにも動かないので1回だけ医務室まで見に行ったんですけど普通に寝てましたよ」
ロー)「…そうか」
まじで寝てるのか?
あの女
警戒してないのか?
そんな会話をしながら着いた食堂
中では飯を食べながらイッカクがでんでん虫を見ていた
イッカク)「あ、キャプテン。お先に頂いてます!」
ロー)「あぁ」
ペンギン)「あの2人は?」
イッカク)「もうすぐ来るよ」
イッカクの向かい側に座るとベポとシャチが食堂に入ってきた
ベポの顔が少し暗かった
ベポ)「…キャプテン」
ロー)「…どうした?」
ベポ)「…オレご飯持って行くの怖いからあの子のご飯に薬入れて貰っていい?」
ロー)「…」
こいつ…確かに持って行けとは言ったが怖いって
俺はため息を付いた
ロー)「なら、話をして来い」
ベポ)「え?!やだよー!怖いよー!」
ロー)「お前とシャチが釣ったんだろうが」
ベポ)「そうだけどー!」
ベポが俺に泣きついてきた
シャチ)「それって俺達に拷問しろって事っすか?!」
ロー)「拷問じゃねぇ。尋問だ」
シャチ)「俺達に出来ると思いますか?!」
ロー)「…」
全員無言で視線を外せば
今度はシャチが泣きついてきた