第47章 ☆ 大切なもの ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
アヤが顔を上げた
ロー)「俺の好きとは違うんだろ?」
アヤが少し震えて俺の肩に頭に押し付けた
前にもあったな
「私、ローの事好きだよ。本当に好きだよ…カカシも好きだけど違う好きだよ。本当だよ。本当にあなたの事…」
俺はアヤの頭にキスを1つ落として頭を寄せてアヤの頭を撫でた
ロー)「あぁ。分かってる」
「…本当に?」
ロー)「あぁ」
「…信じてくれる?」
ロー)「あぁ。俺はお前を信じてるよ」
出来るだけ優しく言えばアヤが頭を動かした
俺は頭を起こしてアヤに目を向けた
「…私、ローから色んな物貰った。私も何かあげたい」
ロー)「は?」
「…気持ちとかもそうだけど、ローから服だったり帽子だったり左手のリングだったり、キスマークだったり、色んな物貰ってるのに、私は何もあげてない」
ロー)「…いじけるなよ。しかもキスマークあげたって何だよ」
突然何を言い出すかと思えば
なんでいじけてるんだよ