第47章 ☆ 大切なもの ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
しばらくその本の事とか、クロガネ屋の鍛冶屋の話で盛り上がった
酒に潰れたり、眠気に負けたりしてまた雑魚寝していた
昼過ぎに始まったのに今は完全に日が落ちて真っ暗だった
俺とアヤだけ起きていた
話もせずにただお互い隣に座っていた
しばらくしてアヤが俺に寄ってきた
ロー)「どうした?」
「…」
俺は片腕にしがみついてくるアヤに顔を向けたがアヤは何も言わずしがみついていた
ロー)「眠いのか?」
「…」
アヤは俺の腕に頭を押し付けて左右に振った
俺はアヤの頭に手を置いて撫でた
ロー)「なんだ?言ってみろ」
俺がそう言えばアヤは静かに小さく口を開いた
「…変…なの?」
ロー)「…何がだ?」
「…私とカカシの関係」