第46章 ★ 誕生日 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ベポ)「…あれ?でも、カンナギって…」
「その話はまた今度するよ。ベポ」
ベポ)「…ごめん」
「ふふっ…まぁ。とにかく、私のアヤとしての人生が始まったの。私は12の時に忍になったんだけど、カカシのチームメイトの、お見舞いに来てくれた2人が死んで…」
「「「「え?!」」」」
「…忍だもん。言ったでしょ?『天命を迎えて死ぬ忍は少ない』って、子供でも忍。任務に危険は付き物だよ」
私は苦笑いしてたんだと思う
下を向いてた顔を上げれば皆が困惑してた
私はまた下を向いた
「…続けるね。カカシのチームメイトが死んで、色々あったけど…私は残されたカカシが心配だった。2人ともカカシの目の前で死んだからね。カカシ、両親も死んでたから1人だったし…そんな時私の師匠がカカシと私をジジィに預けてくれて…今思えば、それが家族だったんだなって思ったよ。ジジィ、ごめんな」
クロガネ)「気にしとらんわい。あれは家族と言うよりガキ達の待機所みたいなもんだったからの」
「…それでも、私の初めての家族だろ?私はこっちに来て家族や仲間を知ったよ」
クロガネ)「…そうか」
私はジジィに顔を向ければ目も合わせず酒を飲んでた
私は地面に視線を戻した