第41章 ☆ 無人島での出会い * ロー視点 ☆ ① ☆
アヤはゲンコツをもろに食らってうずくまった
「ぐーっ!いってぇな!クソジジィ!何すんだ!」
頭を押さえながら立ち上がり男に詰め寄るアヤ
?)「やかましい!お前!なんで死んどらんのじゃ!」
「久しぶりの再会でなんつう事言ってんだよ!生きてるよ!残念だったな!エロジジィ!」
?)「このクソガキが!」
「いてぇ!」
再びゲンコツされたアヤ
状況に着いていけない俺達
ロー)「アヤ。説明しろ」
アヤに声をかければ
アヤは顔を顰めてこっちを一瞬見たが
すぐ視線を男に戻して立ち上がった
袖を捲ってる
…何故?
「ロー。ちょっと待ってて。すぐにジジィの息の根を…」
「「「「「説明!」」」」」
「うぃ」
アヤは気まずそうに振り返り
後ろにいる男を肩越しに指しながらため息をついた
後ろの男は声を上げられて大人しくなった
「このジジィは私の里にいた鍛冶屋。私の保護者代理で名を《クロガネ》自称里1番の鍛冶屋」
《自称》が強調されているように聞こえて
クロガネ)「自称では無いわい!」
「いてぇ!」
どうやらアヤは一言余計なようだ
アホだな