第40章 ★ チャクラ * 夢主視点 ★ ① ★
私はここで思い出した
そうだった
その説明してないね
私はローを見上げた
「説明した方がいい?簡単に言えば私が使う忍術に必要な力って感じなんだけど」
ロー)「…いや」
「はいはい。気になるよね?」
私はローから視線を外し自分の横をコンコンと叩いた
ローは黙ってそこに腰を落とした
「チャクラってのはね、さっきも言ったけど私達忍が忍術を使うのに必要な力の事なの」
ロー)「…」
「チャクラってのは主に2種類あって《身体エネルギー》と《精神エネルギー》この2つに分かれるの。身体エネルギーってのは、人間の身体を構成する膨大な数の細胞一つ一つから取り出すエネルギーの事。もう1つの精神エネルギーってのは、修行や経験によって蓄積したエネルギーの事をいうの。これがチャクラね。ここまでは?」
ロー)「大丈夫だ」
「なら続けるね。身体エネルギーと精神エネルギーを練り上げて術者の意思である《印》を結んで術を発動する。これが忍術。分かった?」
ロー)「あぁ」