第39章 ☆ 手配書 * ロー視点 ☆ ① ☆
イッカク)「なんで?よく撮れてるじゃん」
「え?私ってこんな顔してるの?これ新聞に挟んであったって事は全世界に出回るんじゃないの?こんな…クナイ構えて…悪そうな顔…やなんだけど」
アヤは自分の手配書に映る自分の写真に文句を言っていた
シャチ)「え?普段からこんな顔じゃね?」
「シャチ、今度覚えとけよ」
シャチ)「なんで?!」
ペンギン)「可愛い可愛い。お前は可愛いしカッコイイよ」
「わー。凄い棒読み♡ペンギンも覚えとけよ」
ペンギン)「褒めたのに!」
イッカク)「アヤ。写真に惑わされないで。写真より実物の方が何万倍も可愛いから。安心して」
「イッカク大好き♡」
「「扱いの差!」」
アヤはイッカクに抱き着いて胸元に顔を埋めていた
シャチとペンギンは少し低い声で『覚えとけよ』って言われた事を根に持ってるのかイッカクに抱きついたアヤに「イッカクだけー!」と悔しそうに文句を言っていた
イッカクはそんな2人を放置してアヤの頭を笑顔で撫でていた
ロー)「お前らうるせぇぞ」
俺がそう言えば少し大人しくなった
アヤはイッカクから顔を上げるとこっちを見た
「他の人の手配書とかもあるの?」
シャチ)「あぁ!キャプテンのあるぜ!」
「へー。見たい見たい!」
シャチ)「持ってきてやるよ!」
「シャチ大好きー」
シャチ)「怖いからやめて!」
そう言ってシャチは走って船に戻って行った
☆☆☆
やばい
もしやと思って自分で声に出して言ってみたら
シャチ大好きーがマイクワゾースキーみたいになった(笑)
☆☆☆