第37章 ☆ 休息? ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
ロー)「起きたか?」
「…ロー?…いつの間に…」
ロー)「覚えてないのか?」
「…ん…眠くて…確か…お姉さんと話して…それで…戻ったんだっけ?」
ロー)「あぁ。もう体は大丈夫なのか?」
そう聞けばアヤは俺を見上げた
「んー。眠いけどなんか寝れないかな。ローの抱き枕にされてる方が寝れる」
ロー)「それは夜だな」
「そうだね。あのお姉さんまだいるの?」
ロー)「いや、お前が船に戻ってすぐ帰った」
「ふーん。ならお姉さんがいない今船降りようかな」
「せっかく着いたんだし」とアヤが目を閉じ息を吐きながら体制を変えた
ロー)「散歩でもするか?」
俺の言葉にアヤの視線が俺の方に向く
「ローと2人で?」
ロー)「嫌か?」
「むしろ歓迎」
アヤは小さく笑うと体を起こし軽く伸びをした
俺は本を閉じ腰を上げる
「いやーあのお姉さん凄かったなー…まさか背中に触っただけで抱いたって言われるとは思わなかった」
アヤは独り言のように呟いた
確かにあれは凄かった