第34章 ★ 参戦・帰還 ★ 夢主視点 ★ ① ★
私の肩に手を置いて揺さぶるお姉さんに
両手を小さく上げ降参のポーズを取るが…
凄い揺さぶられる
このお姉さんこわー
なんなの?
ってか誰なの?
ってか揺らさないでよ
白くないから王下七武海の方?
王下七武海って個性が凄いな
こんなのが後6人もいるの?
やばくない?
あ、ピンクの男の人もだっけ?
え、やばくない?
お姉さんと話?(一方的に話されてるだけだけど)をしていたら遠くの方から「エーーース!」と声が聞こえた
私とお姉さんは目を見開いた
この声、麦わらの人?
その声の方に顔を向けたら
麦わらの彼と足元に倒れてる人と
その2人に迫る白い人
私は息を飲んだ
あの白い人は駄目だ
本能が危険信号を出してる
このままなら彼は…
私はお姉さんを離して構えた
麦わらの彼の背中に付けたマーキング
飛雷神の術を使おうとした
が、発動しなかった
は?!こんな時に!
服の上だったから破けてマーキングが消えたか!
それとも私のチャクラが?
これだから苦手なんだよ!
私は眉間に皺を寄せ舌打ちして麦わらの彼の方に走った
間に合うか?!
怪我で息が上がってきている
こんな時に痛くなるなよ!
白い人の振りかぶっている手が人間じゃない
あれは…悪魔の実か!
なら!
私は走りながら印を結び足にもチャクラを溜めた
足ならまだ動く!急げ!急がないと麦わらの彼が!
白い人が麦わらの彼に振りかぶった瞬間
人じゃない青い人?が立ちはだかった
青い人から嫌な匂いがするが…
立ちはだかったって事は青い人も助けたいんだよね?!
ありがとう!
麦わらの彼は助けるから!
貴方も死なせないから!!
だから
「もう少し耐えて!」
私は青い人が作ってくれたその僅かの時間に感謝して白い人の上に飛び上がる
白い人目掛けて右手を突き出した
「水遁・水牢の術!」