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✿忍のハート✿【ONE PIECE】✧

第5章 ☆ 初めまして * ロー視点 ☆ ④ ☆







医務室での会話を終え『寝る』と言っていたので俺は食堂に戻った


監視用のでんでん虫を置いて


食堂の扉を開ければシャチ、ペンギン、ベポ、イッカクがでんでん虫を囲うように座っていた





俺はそのテーブルに近づいて座った




ベポ)「あ、キャプテン!おかえりなさい!」

ロー)「あぁ。映像はどうだ?」

ペンギン)「今の所、問題ないです。ちゃんと見えてますよ」

シャチ)「この子のご飯って普通に食べさせるんですか?」

ロー)「…あぁ」

イッカク)「え、自白剤も無しですか?」

ロー)「…この女。目を離した時に自白剤を舐めていた」

「「「「え?!」」」」




俺の言葉に全員目を丸くした




シャチ)「ちょっと待ってください!自分で?!あの自白剤を?!」

ロー)「あぁ」

ペンギン)「普通そんな事します?」

ベポ)「え?本当に舐めてたの?」

ロー)「あぁ」

イッカク)「キャプテンの自作の自白剤…こわっ、私なら絶対やだわ」

シャチ)「前に使ってる所見たけど、すんごい喋り出すんだよ。ある意味怖かった」

イッカク)「うわっ、想像しただけで震える」

ベポ)「え、でもこの子普通そうだけど」

ロー)「…」





そう

あの女は俺が目を離した時に自分で自白剤を舐めていた

あれは少し前に見つけた珍しい薬草で
興味本位ではあるが
自信のある自白剤を作れた





少しでも舐めたらアウト





この前戦った海賊に使ってみたら
面白いぐらいに喋り出したのを覚えてる



喋り出すっというか勝手に色んな事を話し出す


匂いも味もないはず


作れたのはあれだけだが





…それを…





俺はでんでん虫に映る女に目を向けた




この女は舐めてからも俺と普通に話していた




この女の普通を知らないが
初めに話してた感じと
舐めてから話してた感じとじゃ
そんなに変わってなかった気がする








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