第30章 ★ 公開処刑 ★ 夢主視点 ★ ① ★
「…と、いうかなんでこの人は見せしめにされるの?何が大きな事したの?」
ロー)「火拳屋は白ひげの所のやつだからな。この公開処刑は大方白ひげとの全面戦争だろうな」
「…全面戦争…これは意味のある戦争なの?」
ロー)「さぁな。戦争の意味なんて考えたくもねぇ」
「…確かに」
私はため息を付いてローから視線を外し目の前の大きな画面を見た
「こっちの世界もあっちの世界も…戦争やら、人身売買やら、人間なんてどこ行っても変わらないのね」
私がそう呟けば皆に聞こえていたらしく皆が私を見た
ベポ)「…アヤは、戦争に参加した事あるの?」
ベポにそう聞かれて私はベポの方に顔を向けた
ベポの横にはロー以外皆いて皆が私を見ていた
私はふっと笑い組んでいた足を片足自分の方に引き寄せその足を両腕に抱いて頭を乗せてベポを見た
私はニヤリと笑い「…どう思う?」と聞いた
「「「「…」」」」
「ふふっ。皆正直ね」
皆すごい顔してた
ちょっと笑ってしまった
「そんなに気になるかー。そっかそっかー」
私は皆から視線を逸らして足を抱いてた腕を片方外し自分の後ろに持って行って頭をあげた
こんな時でも…空は綺麗だった