第29章 ☆ 告白 * ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「俺だってこんな気持ち初めてだからな。多少の不安はあるが、俺は海賊だからな。欲しいものは必ず手に入れる」
俺は少し屈んでアヤにキスをした
ロー)「お前は俺のものだ」
「…ふふっ…」
アヤが俺から離れ向きあうように振り返った
「私は高いよ?」
そう言って挑発的な笑みを浮かべていた
ロー)「望むところだ」
俺も挑発的な笑みで返した
ロー)「返事は?」
「…私も、貴方を離さないし、死なせないから」
ロー)「上等だ。お前の命も体も全て俺の物だ」
「…うん」
アヤは今まで見た事のない綺麗な笑みを浮かべて笑った
アヤは俺の右手を両手で取っておでこに持っていった
まるで祈るように
「ロー…時間がかかるかも知れないけど、私自分の事大事にするよ。忍としての生き方を変えるのは難しいかも知れない。でも私がそうしたいから…貴方がそう望んでくれるなら私頑張るよ。もう私を縛るのは貴方だけだもの」
ロー)「…」
そう言ってアヤはおでこから手を離し俺の顔を見た
「海賊は自由なんでしょ?」
ロー)「ふっ。分かってるじゃねぇか」
俺はアヤの頭を撫でた
アヤは嬉しそうに笑ってた
俺達は時間がかかったが食堂に向かった