第29章 ☆ 告白 * ロー視点 ☆ ① ☆
*♡*
「ありがとう。ロー。気遣ってくれて」
ロー)「…」
「確かに少し怖いけど、大丈夫だよ…もう大丈夫」
ロー)「…いいんだな?」
「やっぱりローは優しいね…ローが今まで相手にして来た女の人達に妬けそう」
アヤはそう言って少しむくれた
ロー)「こんな事他にはやらねぇよ。お前が初めてだ」
俺がそう言えば意外だったのか
アヤは少し目を見開いた後嬉しそうに笑った
「ならお互いに初めてだね。嬉しいかも」
そう言ってアヤは頬に触れてる俺の手に視線を向け
手を引き剥がし俺の手にキスをした
俺の手越しに目が合うとアヤは怪しく笑っていて
その目は俺を求めているように見えた
ロー)「忘れられないぐらい体に刻んでやるよ」
「忘れないよ。ローとの初めての夜。忘れたくても忘れられない」
俺はニヤリと笑いアヤの耳元に顔を埋めて甘噛みした
「んっ…はぁっ…」
アヤの口から漏れる甘い声
俺は耳元で「そのまま大人しくしてろよ」と囁いて
体を起こしてアヤのズボンを脱がした
アヤの下着に手を当てれば
アヤは小さく反応させた
俺は顔を上げアヤの顔を見れば
恥ずかしそうに顔を逸らしていた
俺が小さく笑えばアヤは俺を目を向けて
「笑わないでよ。さっきのは少し驚いただけで…」とむくれた
俺はアヤに近づいてキスをした
ロー)「気を楽にしてろ」
「…やっぱり緊張するね。ごめん」
少し申し訳なさそうな顔をしたアヤにキスをした
「んっ…ぅあっ…ふっ…」
段々とキスを深いものにすればアヤの体から力が抜けた
俺はキスをやめてアヤの顔を見れば
アヤはゆっくり目を開けて
トロンとさせて俺を見ていた
ロー)「謝るな。さっきのは普通の反応だ。むしろ反応されなかったらこっちが困る」
「…ふふっ」
アヤは小さく笑い俺の頬に手を触れた
「好きだよ。ロー」