第28章 ★ 過去 * 夢主視点 ★ ① ★
本当に良かった
私は体を動かしてローから少し離れた
いきなり動いた私にローは驚いていたけど私は少し体を起こして彼に目を向け小さく微笑んだ
「私を見つけてくれて、助けてくれてありがとう」
私はローにカカシと同じ言葉を伝えた
ローは一瞬目を見開いてすぐいつもの顔になった
ロー)「…見つけたのは俺じゃねぇ」
「ローだよ…ローが私を見つけてくれた」
ロー)「…」
「…見つけてくれて、名前をくれて、助けてくれて…ありがとう」
私はそう言ってローにキスをした
触れるだけのキス
「あなたの隣は寒くない」
「好きだよ。ロー」
私はローの耳元で囁いた