第24章 ★ 初上陸 * 夢主視点 ★ ① ★
イッカク)「大丈夫だって!ほらキャプテンに見せに行こ?」
「え?!それはやだ!恥ずかしい!」
ただでさえこんな服落ち着かないのに
それをローに見せるなんて…
イッカクは私の様子にまた首を傾げた
イッカク)「何言ってんの?首にそんなもの付けといて」
イッカクの言葉に今度は私が首を傾げた
「え?首?なんか付いてるの?」
イッカク)「え?」
「え?」
2人で顔を見合わせて首を傾げた
首って…どこに?
私は鏡で自分の首や首の回りを確認した
見えにくい所に…赤い…何かが見えるけど
この服…首回りが見にくい
ハッキリ見えないが…なにこれ
ぶつけた?
こんな小さい…え?
イッカク)「それ、キスマークでしょ?」
「キスマーク?え、キスマークって、あの?」
イッカク)「…あぁ!だからキャプテン機嫌良かったんだ!」
「な、なに?なんで納得するの?」
イッカク)「へぇ!いいじゃんいいじゃん!」
「いやいや、なんも良くないよ。え?」
何かに納得するイッカク
置いてけぼりだー!
私は鏡越しにイッカクは眺めていれば
イッカクが何事も無かったかの様に動き始めた
ニコニコしながら
イッカク)「…とりあえず!この服はキャプテンに買ってもらったんだからちゃんと見せないと!」
「え、そ、そう言うものなの?」
イッカク)「そう言うものなの!」
なんか丸め込まれた気がするけど
そうなのか
これが、普通なのか
☆☆☆
試着室って2人で入っていいんだっけ?
☆☆☆