第23章 ☆ 信じられない * ロー視点 ☆ ① ☆
初めてかもしれない
人がいるのにこんなに寝れたのは
まさか1日でこんな事になるとはな
アヤが隣にいたからかよく寝てた
目覚めもいい
気分がいい
アヤを連れて食堂に向かっているが
アヤの顔は多分むくれている
さっき部屋での事で
俺のあげた帽子を被ってるから見えないし
少し後ろを歩いているから分からないが
俺はため息を付いた
ロー)「いつまでむくれてるんだ?」
「…別に…むくれてないもん」
ロー)「嘘つくな。なら顔を上げろ」
「…クソッタレ」
ロー)「まだ言ってるのか。お前」
「…なんで…」
ロー)「あ?」
「…なんで…あんな事したのかなって…考えてた」
ロー)「嫌だったのか?」
「嫌、じゃ、ないけど、その…恥ずかしくて」
ロー)「嫌じゃないならいいだろうが」
「そう言う問題?」
ロー)「…」
「…ローは…誰にでもするの?」
ロー)「は?」
「なんか、慣れてる感じだったから…私初めてだったし分からないけど、その…」
俺は足を止めてアヤの方に体を向けた