第18章 ★ 怪我の事 * 夢主視点 ★ ① ★
さてさて!まずは何からかなー
「あ、皆に聞きたいんだけど今回は鈴がなかったからローの帽子だったんだけど結局なんの修行か分かった?まぁ答え言っちゃったんだけど」
みんなの顔を見渡しながら聞けばシャチが小さく手を上げた
シャチ)「俺わかんない」
そんなシャチを横目にペンギンやイッカクが白い目を向けてた
…何故?
ペンギン)「シャチ、鼻血出てたもんな。キモい」
イッカク)「かっこ悪」
2人の言葉にシャチは指を指しながら叫んだ
シャチ)「おいそこ!五月蝿いぞ!」
…鼻血?
え?鼻血?
「あれ?シャチ鼻血出したの?」
ロー)「お前のせいだ」
ローの言葉に首を傾げた
「…なんかしたっけ?」
…心当たりがないんだが…
ベポ)「大変だったよね。ツナギの鼻血も落ちるかな」
ベポの言葉に驚いた
「そんなに?鼻血ってそんなに出るの?」
シャチに視線を向ければ机に伏せて頭を抱えていた
シャチ)「あ"ー!もうふれないで!」
シャチの様子に笑ってしまった
私この船に乗ってからちゃんと笑えてる気がする
なんだか頬が緩んでしまうなー
あっちでは笑ってたけど気が緩めなかったからなー
ここに来た経緯は知らないが来れてよかったなぁ
ロー)「どうした?変な顔してるぞ」
「変な顔言うな」
ローの言葉に思わず真顔になる
せっかく浸ってたのにー
私はため息をついた