第96章 ☆ 出発・再会 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
食堂で見ていた時
外が騒がしくなった
何事かと思っていれば
慌てたクルーが大きな音を立てて
食堂の扉を開けた
イルカ)「キャ、キャプテン!」
ロー)「どうした?何事だ?」
イルカ)「あ、えっと、そのー⋯」
「「「?」」」
慌てて入ってきた割に気まずそうに視線を泳がせ言葉を詰めるイルカ
シャチ達も様子を見て首を傾げている
ロー)「なんだ?ハッキリしろ」
俺がそういえば泳がしていた視線を俺に向け
おもむろに口を開いた
イルカ)「えっと⋯なんか、海に人が浮いてます」
ロー)「浮いてる?遭難者か?」
イルカ)「いや、違います⋯なんか、水の上に立ってます」
「「「は?」」」
口を開いたと思ったら考えもしなかった答えが返ってきて
思わず目を丸くしてしまう
ロー)「立ってる?」
クロガネ)「⋯」
思わず聞き返してしまった
イルカ)「は、はい⋯仁王立ちで立ってて⋯この船に手を振って⋯行く手を阻んでいます」
「「「⋯」」」
水の上に立つ?
それは前にアヤが見せてくれたものと同じか?
だとしたら⋯
イルカ)「しかも⋯」
?)“それ以上は言わなくていい。自分で話す”
イルカ)「え?!あ!勝手に入ったらダメだって!」
?)“そう、ケチケチするなよ”
イルカの後ろから出てきたのは
黒い髪の女だった
知らない女に警戒したが
何処と無く笑った顔がアヤと似ている気がし
少しだけ警戒が緩んでしまった
その女は堂々と俺たちの座っていたテーブルまで歩いて来た
黒い髪の女はかなり際どい服を着ていて
思わず眉をひそめた
☆☆☆
イルカさんなんているのかな?
イッカクとかウニ、クリオネとかいるんなら
イルカとかいるんじゃね?って思って出してみたけど
まぁ、いっか(笑)
赤みのある黒髪・長め・紫目
服装は最遊記の観世音菩薩様!
漫画では胸のところ透けてましたが!
アニメの方では透けてなかったので
アニメの方で(笑)
☆☆☆