第90章 ☆ 次の旅路 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「…なんだ?」
「…待ってて…私、絶対決着付けて帰ってくるから…」
ロー)「…」
「私のマーキングと、守り石の気配を辿って…絶対あなたの所に帰ってくるから…だから…」
ロー)「…」
アヤは俺の顔を見上げて微笑んで言った
「いい子で待っててね。私のBABY♡」
俺はその顔を見てなんだが気が抜けた
ロー)「…俺が気が長くないぞ」
「あら、2ヶ月も待てないの?」
ロー)「俺はいい子じゃないからな」
「ふふっ。そうだったね。ローは悪い子だ」
ロー)「…だが、待てぐらい出来る」
「えーうっそだー」
ロー)「…」
俺達がそんな話をしていたら猫のため息が聞こえた
嚇母)“はぁ…そう言うのは後でしてよ…とにかく明日雲母達を連れてきて話するから”
猫の言葉にアヤは視線を猫に戻した
「あ、うん。よろしくー」
ロー)「…」
嚇母)“邪魔したね。おやすみ”
猫がそう言ったのでアヤは軽く手を上げ猫に向かって手を振った
「おやすみー」
ロー)「…」
猫はポンッと音と共に消えた
アヤは手を下ろしてしばらくお互いに黙っていたが
アヤが口を開いた