第88章 ☆ その後 ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
シャチ)「…あの、ちょっといいっすか?」
ペンギン)「なんだよ?どうしたんだ?」
シャチ)「…いや、アヤの手配書の2つ名…なんで、こっちの世界でも夜叉白雪なんだろうって思って…だってその言葉…」
「「「…」」」
クロガネ)「…グラサンの言ってる事はあれか…手配書を作ってる奴ら…世界政府側にアヤの2つ名を知ってる奴がいると?」
シャチ)「だって…アヤの手配書が出るきっかけになった戦いって…」
ペンギン)「あの戦争だな」
イッカク)「あの時、アヤ…黒い服だったよね?」
ジャンバール)「…そうだな。確かそうだった…怪我もしてないし、血に染っても無かった」
ベポ)「オレ達映像で見てたもんね」
ロー)「…夜叉と呼ばれる様な…戦いはしてない…はずだ…」
嚇母)“その可能性は考えられるよね。現に今いるかいないか分からないけど…”
クロガネ)「…」
ロー)「…もし、そのイアンって奴が世界政府側にいるなら…」
「「「え?!」」」
嚇母)“もしそうなら、アヤの2つ名はメッセージかもねー。君を忘れてないって言う、自分を見つけて…的な?”
イッカク)「気持ち悪っ」
クロガネ)「…あいつもめんどうな奴に好かれたのう」
ロー)「イアンって奴はなんでアヤを狙ってたんだ?」
クロガネ)「それは知らん…聞く前にアヤが殺したからな」
「「「…」」」
クロガネ)「…まぁとにかくイアンの話、2つ名の話はアヤにはするなよ…お前さんもじゃぞ…猫」
ロー)「…」
嚇母)“…僕、嚇母なんだけど”
ベポ)「猫さん、クロガネのおじさんダメだよ。オレ、ベポだけど名前で呼ばれないもん」
嚇母)“君もね”
それからしばらくして
猫は
嚇母)“僕、そろそろ戻るよ。アヤが起きたらまた来るね”
と言って消えた
だいぶ長い時間話をしていたらしく
クルー達が徐々に帰って来ていた
俺達はそこで話すのをやめて
いつも通りに過ごそうとした
アヤが起きた時…
いつものように迎えられるように