第50章 散歩
「お!外涼しいじゃん」
「風ありますね」
「さん大丈夫?」
は足を止めた
「何‥がですか?」
「大丈夫?」
黒尾はもう一度そう聞いた
「私‥信頼ないですね‥全然駄目ですね‥キャプテンなのに‥」
「さん」
「私キャプテンとしても全然駄目ってことですよね‥研磨さんにもリエーフにも黒尾さんにも心配させてばっかりで‥やっぱり私にはキャプテンなんか無理なんですね‥」
は泣くのを我慢した
「さんあそこのベンチ座ろっか」
「はい‥」
ベンチに座った
「ちゃんといいたい事言えてる?この前電話した時やさっき研磨から聞いたけど‥桐嶋って奴に暴言はかれてるって‥」