第37章 我慢出来ない
「何も持ってないぞ?」
剛田は手をパーにした
「反対の手だよ」
黒尾は反対の手を掴んだ
すると何かが落ちた
「‥‥!!」
「カッター‥‥」
剛田は舌打ちをした
「負けたことに納得いかないのか?」
「カッターでさんの事切りつけるつもりだったんすか?」
リエーフは睨みつけた
「なぜ‥あそこまでボールを追いかける事が出来た?」
「どういう意味ですか?」
「壁にぶつかってまで‥なぜボールを追いかける」
「ボールが落ちてないからです」
がそういうと剛田は驚いた
「普通なら諦めるだろ?」
「ボールがまだ落ちてないのにどうして諦めるんですか?取れるかな‥じゃなくて絶対取る!そのボールを取れば誰かが繋いでくれるからです!」